◆トレモロをやたらしない。
マリンバは音が伸びないので、特に歌ものは伸ばす音をついトレモロしたくなりますね。
ですが、マリンバって響きが美しいのでそんなにトレモロすることないじゃん、と思うわけです。
よくやるパターンは、はじめはポツンポツンと単音で、その後トレモロにして展開。
同じ音を使っててもだいぶ印象が変わります。
この曲の中でも単音で弾いている部分はすっと惹きつけられるような、耳を澄まして聴きたくなるような感じになっているんじゃないかな、と思います。
◆引き算をきちんと。
次はBメロ。
4小節だけベースにメロディーを持ってきました。
音量がpということもありますが、他のパートは高い音域を使い、かなり音を減らしています。
ジャズのソロなんか聴いてもそうですよね、ベースがソロの時はほかのパートは、ほとんど弾かないぐらいです。
ベース以外はみんなミュートで弾く、というのも私はよくやる書き方です。
で、その後一気にボリュームを上げていって最高点まで持っていくんですが、
メロディーオクターブ、中音域のハーモニーも4音使い、全音域フル使いでこの曲一番の盛り上がりを一瞬で作っていきます。
で、またすっと引いてAメロ、と、いかにうまく引き算をするかというのが、特に大人数アンサンブルでは重要かなと思います。
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