忘れた頃にもう一記事。。
マリンバの作曲&アレンジ法公開シリーズ3回目です。
第一回・二回では、アレンジについて書いてました。
アレンジ・作曲をする際、特にアンサンブル作品を書く場合には
①メロディーパート
②ハーモニー・リズムパート
③ベース
のような感じに分けて考えて作っていくかなと思うのですが、
②パートの作り方が、「キモ」であり楽しい部分であったりします。
今回は私が昔に書いたオリジナル曲
「深海魚」(マリンバ2台、カルテット編成)
を例に、マリンバで弾く伴奏パートを解説していきます!
4本マレットでできること
伴奏パートを作るときに私が気にしていることは、音の動きです。
ピアノのように一人で一度にたくさんの音がならせるわけではない代わりに、音の立ちがはっきりしていて特徴的な動きができる、というのがあるのでそれをうまく使います。
例えば、ピアノで簡単な伴奏(左手)といえば
みたいなパターンがありますが、
せっかくマリンバでやるからには面白いの弾きたいなと思うので
ほんの一例ですがこんなのとか。
独特な音型ですが、マレット使い的にはかなり弾きやすいです。
(動画協力:廣石絢子)
アンサンブルの中で聴くとこんな感じです。
(「深海魚」より部分 演奏:Fly marimba quartet)
この曲のこの部分を書くにあたっては
- 5オクターブマリンバを2台使い、1台に2人という配置での演奏→それぞれのパートの弾ける音域もかなり限られている
- 各パートでわりとバラバラな動き、かつどれもよく聴こえたかったのでそれらがうまいこと混ざるように
という考慮が必要でした。
もちろん、ピアノや他の楽器で弾いているのをそのまま弾いてみてもいい感じになるものもあるし、どうやって考え付くのかっていうと弾きながらが一番なので(笑)、私の場合はひたすら遊び弾きしながら作っていきます。
作曲でもアレンジでも、なんだかものすごい超絶技巧とか忙しく弾くよりは、とにかく気持ちよく弾きやすく弾けた方がいいと思う派なので、特に4本マレットの手順や無理のない動きを重視して書いているのは、昔も今も変わりません。
マリンバの曲作りやアレンジをしながら活動される方々の手助けになれるような記事が書けたかはあまり自信がないですが(^^;)、何かしらのヒントやアイディアを提供できたらと思い、書いてみました
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